メタボリックシンドロームとは?

メタボ検診の名称の由来ともなっているメタボリックシンドロームですが、その普及率とは裏腹に、意味を誤解して覚えている人が多くなっています。 特に、メタボリックシンドローム=単に肥満を指すという考えが多いようです。 しかし、実際にはそうではありません。

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、高脂血症の中の2つ以上を合併した状態の事を指します。 つまり、肥満とそれに伴う不健康状態をメタボリックシンドロームという訳です。 メタボ検診において血圧や血糖値を測るのも、このメタボリックシンドロームを判断する為なのです。

高血糖や高血圧は、単独でも十分に危険な状態と言えます。 しかし、これらが複数に渡って合併している状態だと、動脈硬化性疾患の発生頻度が飛躍的に高まります。 最近ではメタボリックシンドロームという言葉がバラエティ番組などの影響もあって安易に使われがちですが、実際にはかなり恐ろしい病気なのです。

しかも、痛いなどの自覚症状がない為、あまり深刻に捉える人が多くないという事情もあり、近年では非常に軽く見られがちになっています。 メタボ検診は、そういった社会的事情に警鐘を鳴らすという意味でも期待されているのです。

メタボリックシンドロームは、非常に危険な病気です。 その予兆があれば、直ぐにでも改善しないと取り返しの付かない事になります。 それをしっかりと把握し、メタボ検診に臨むようにしましょう。


メタボ検診と生活習慣病

メタボ検診では、メタボリックシンドロームと同様に、生活習慣病に関する検診を行うという目的があります。 生活習慣病とは、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの、生活習慣がその主な発症原因とされている疾患の総称です。 この生活習慣病と内臓脂肪型肥満が合併した状態の事をメタボリックシンドロームと呼んでいるのです。 よって、メタボリックシンドロームを診断するという事は、生活習慣病を診断する事に等しいのです。

この生活習慣病の厄介なところは、がん、心臓病、脳卒中などの脳血管疾患という現代の3大死因と密接な繋がりがあることです。 この3大死因のいずれもが、生活習慣病によって引きこされているといっても過言ではありません。 更に、肥満が重なりメタボリックシンドロームとなれば、その影響力は更に増加します。 つまり、生活習慣病はがんなどの死亡率の極めて高い病気の入り口という事です。

メタボ検診の目的はメタボリックシンドロームと生活習慣病の調査、予防ですが、引いてはがんや心臓病などの予防という意味合いがあります。 患ってしまったら取り返しのつかなくなる可能性の高いこれらの病気を未然に防ぐ為の検診なのです。

たかがメタボ、たかが生活習慣病という認識を持っている方がいたら、それは直ぐに改めてください。 非常に怖い状態なのです。 取り返しの付かない事になるような、とても恐ろしい病気なのです。 メタボ検診は、それらから一人でも多くの人を守る為に作られた制度なのです。